拡大する会場規模
PLAVEの単独公演規模は1年7か月で約6.8倍に拡大した。バーチャルアーティスト初の高尺ドーム単独コンサートという象徴性も獲得した。
デビュー2年で高尺ドーム進出
PLAVEの単独公演規模は1年7か月で約6.8倍に拡大した。2024年4月に開かれた最初のファンコンサート<Hello, Asterum!>は5,000席にも満たない規模だったが、19か月後には高尺ドームで2日間の単独公演を行い、そのチケットパワーを示した。
2025年、K-POPが世界を席巻した。アジアを超え、ヨーロッパや南北アメリカ大陸へ、さらにはバーチャルアイドルが次元の壁まで越えていく。「K-POPインベイジョン」という言葉を生み出した先駆者・防弾少年団のストーリーを起点に、昨年K-POPを代表する16組がどのように世界を制覇したかを振り返る。
彼らを表す言葉は「バーチャル」ではなく「万能型」だ。
2025年11月、アイドルにとって夢の舞台と呼ばれるソウルの高尺ドームにPLAVEが立った。PLAVEはバーチャルアーティストとして初めて高尺ドームで単独コンサートを開催し、2日間で3万人を超える観客を動員した。
PLAVEの2025年ワールドツアーは韓国のKSPO DOMEから始まり、台湾、香港、インドネシア、タイ、日本を巡って、最後は高尺ドームで華やかに幕を閉じた。累計観客数は約12万6千人に達した。
出典:ハンターK-POP文化研究所
PLAVEの単独公演規模は1年7か月で約6.8倍に拡大した。バーチャルアーティスト初の高尺ドーム単独コンサートという象徴性も獲得した。
デビュー2年で高尺ドーム進出
PLAVEの単独公演規模は1年7か月で約6.8倍に拡大した。2024年4月に開かれた最初のファンコンサート<Hello, Asterum!>は5,000席にも満たない規模だったが、19か月後には高尺ドームで2日間の単独公演を行い、そのチケットパワーを示した。
2025年の全アーティスト基準で6位を記録した。
2月の発売後、年間を通じて高い比率を保ち、月間音源スコアを牽引した。
新曲発売後も既存ミニアルバムの比重が大きく保たれ、ファンダムの持続性が表れた。
2025年のPLAVEの年間音源スコアは2,969,985点で、同期間の全アーティストの中で6位を記録した。
興味深いのは、月別音源スコアを構成する楽曲の比率だ。グラフを見ると、11月に2ndシングル「PLBBUU」が発売された後も、2月発売の3rdミニアルバム「Caligo Pt.1」が月間音源スコア内で高い比率を占めていたことが分かる。
この明確な傾向は、ファンによる戦略的なストリーミング行動の影響とみられる。新曲が出ると、ファンはチャート反映に有利な60分のプレイリストを作って繰り返し再生する。新作がミニアルバムやシングルの場合、60分を満たすために過去曲を組み込むことが多く、その戦略が月別音源スコアにそのまま現れている。PLAVEの強固なコアファンダムの結束がうかがえる点でもある。
PLAVEは2025年に合計2,353,570枚のアルバム販売を記録した。同年発売の「Caligo Pt.1」と「PLBBUU」はどちらも初動100万枚を超え、2作連続初動ミリオンセラーを達成しており、ファンダムの安定性を示している。
世界を黄金色に染めたK-POP OST
アニメーション映画〈KPop Demon Hunters〉のOST「Golden」は世界各地のチャート1位と数々の授賞を席巻し、グローバルシンドロームを巻き起こした。2025年下半期、K-POPのもう一つの拡張は、ステージ上のアーティストだけでなくアニメOSTからも確認された。
アニメーション映画〈KPop Demon Hunters〉のOST7曲は2025年6月に公開され、わずか6か月の記録だけで約783万点を獲得した。
特に「Golden」はOST7曲の中で最も高い音源スコアを記録し、累計音源スコアの23%を占めて〈KPop Demon Hunters〉の音源成績を象徴する曲となった。
6月の公開直後に急騰し、8月にピークを記録した。その後も高水準を維持し、下半期を通じて世界的なヒットが続いた。
〈KPop Demon Hunters〉OST7曲のハンター音源スコアは、公開直後の6月に2万9274点だったものが、8月には最大180万9674点まで上昇し、年間合計7,836,406点を記録した。約61.8倍という大幅な伸びは、このOSTが極めて速い勢いで世界をつかんだことを意味する。
〈KPop Demon Hunters〉のOSTは、ハンター国別チャートの中国部門で7月第4週から8月第5週まで6週連続1位を記録した。9月第1週からは日本と中国で順位が下がり始めたが、米国では依然として強く、9月第2週から11月第3週まで10週連続1位という大記録を打ち立てた。
K-POPの次なる行き先、新たな市場へ
ここ数年、中東地域ではK-POP関連公演の回数が急増しており、見逃せない動きが観測されている。
アジア、南北アメリカ、ヨーロッパを越え、K-POPはいま新たな圏域で次の成長可能性を確認している。
2019年7月、SUPER JUNIORがサウジアラビアでアジアアーティストとして初の単独コンサートを開催し、その年の11月にはBTSも単独公演を披露した。2020年以降は世界的パンデミックの影響で一時停滞したが、2022年以降はさまざまなK-POPイベントや公演が再開され、多くのアーティストが出演して中東でのK-POPの存在感を示した。大型アーティストが先駆者となって切り開いた道に続き、より多くのアーティストが中東圏へ進出できるようになっている流れが見て取れる。
PLAVEはバーチャルアーティストの限界を超え、公演・アルバム・音源の各面でオールラウンダーな指標を築き、
〈KPop Demon Hunters〉はアニメOSTとして世界中のチャートを揺るがした。
中東はK-POPの次なる行き先として浮上し、新たな地域拡張の可能性を示している。
この章のデータは、2025年のK-POPがもはや一つの舞台や一つの圏域にとどまらず、
形式と市場の境界を同時に広げていることを示している。